椋本真理子 《fountain》
このたびSHINBI GALLERYでは、美術作家・ 椋本真理子の個展を開催いたします。
展覧会会期:1月10日(金)〜2月16日(日)
オープニングレセプション:1月10日(金)18:30〜
キュレーター:勝俣涼
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椋本真理子の制作履歴を通覧すると、繰り返し参照される代表的なモチーフの存在に気づくだろう。すなわち、ダムやプール、花壇といったものだ。これらはいずれも、水や植生といった対象に固有の形態あるいは無形態、伸長性を個々の目的に沿って制御し、人工的に整備・管理するための構造物といえる。そして近年、「噴水 fountain」が新たにその索引へと加えられているが、このことは、椋本作品のこれまで見えにくかったポテンシャルを引き出しつつあるように思えるのだ。本展では、椋本作品の様々なタイプに着目しつつ、「fountain」シリーズがもつ意義を考察する。
勝俣涼(美術批評、本展キュレーター)
椋本真理子
1988年神奈川県生まれ。2013年武蔵野美術大学造形研究科美術専攻彫刻コース修了。東京都在住。主な個展に、2018年『in the park』switch point(東京)、2016年『リゾート』RISE GALLERY(東京)。主な受賞に、2017年『アーツチャレンジ2018』入賞 愛知芸術文化センター(愛知)、2014年『CCC展覧会企画公募 NCC2015』CCC(静岡)入賞、2014年『3331千代田芸術祭2014アンデパンダン 中村政人賞』アーツ千代田3331(東京)など。
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